【読書】AIとBIはいかに人間を変えるのか

読んだ本

AIとBIはいかに人間を変えるのか (NewsPicks Book)

なぜ読んだか

AIについては、日頃からだいぶ聞き慣れた単語ですが、BIって何だろう？となったので、読みました。

ビジネス・インテリジェンスのBIかな？と思っていました。

概要

現在世界を変えているAI(人工知能)とBI(ベーシックインカム)について説明した本です。

学んだこと

BI(ベーシックインカム)

BIとは？

「健康で文化的な最低限度の生活を営む」ために国民全員に現金で与えられる基礎的(Basic)給付(Income)制度のこと。政治学だと生存権所得とも言われる。

世界各地の先進国でBIの導入実験が行われている。

何が良いの？

様々な社会保障制度を一元化できる上に、給付漏れが起こらず、受給者にも理解しやすいシンプルな制度が保証できる。

また、運用コストも少ないため、現在1.4万人以上いる生活保護行政や1000万人いる生活保護の受給資格者への運営を簡単にできる。

AIとBIが組み合わさると何が起こるか？

「働かざるもの、食うべからず」の社会通念の崩壊

AIによって労働的な仕事はなくなり、BIによって生活する上での最低限の水準が保たれるようになった場合、人間のお金のための労働は必要なくなる。

働かざるもの、食うべからずから、働かなくても、食って良しになるということを学びました。

自分の仕事がなくなっても、働かないといけない世の中になる場合は

ライフシフトに書いてあるように、新しい職業を常に見つけ続けることが必須になってきます。

しかし、働かなくても良い環境を作り出すことで、消費者にも優しい世の中ができて、良いなと感じました。

感想 

BIについて学ぶことで、政治学・経済学などの分野にも入っていけると感じたので

少しずつ自分の知識の幅を増やしていこうと思いました。

また、本の参考文献が充実しており、より理解を深めるために参考文献の本を漁りたいなと感じました。

ここから下は、本書の参考文献です。私が後ですぐに見られるように積読しておきます。

本には関連書籍に良書がたくさんあるため

1冊読むだけで10冊以上読みたい本が関連して出てくるので、とても良いなと思いました。

人工知能について

人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)

ビッグデータと人工知能 - 可能性と罠を見極める (中公新書)

人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊 (文春新書)

人工知能の核心 (NHK出版新書 511)

人工知能の「最適解」と人間の選択 (ＮＨＫ出版新書)

人工知能を超える人間の強みとは

グーグルに学ぶディープラーニング

ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか? 文庫 (上)(下)セット

ベーシックインカムについて 

ベーシック・インカム入門 (光文社新書)

ベーシック・インカムの哲学―すべての人にリアルな自由を

ベーシックインカム 分配する最小国家の可能性

ベーシックインカム 分配する最小国家の可能性

シティズンシップとベーシック・インカムの可能性 (シリーズ・新しい社会政策の課題と挑戦)

ベーシックインカムの可能性―今こそ被災生存権所得を!

生活保護「改革」ここが焦点だ!

21世紀の資本

隷属なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働

世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す

世界の99%を貧困にする経済

最後の資本主義

暴走する資本主義

経済危機「100年に一度」の大嘘 CONUNDRUM 2009 Summer (講談社BIZ)

成熟日本への進路 「成長論」から「分配論」へ (ちくま新書)

人工知能とベーシックインカムの組み合わせ

10万年の世界経済史 上

10万年の世界経済史 下

文庫　銃・病原菌・鉄　（上）　1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)

文庫　銃・病原菌・鉄　（下）　1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)

善と悪の経済学

暇と退屈の倫理学