【読書】人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
読んだ本
- 作者: ふろむだ
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2018/08/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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なぜ読んだか
会社内で評価されている人・されない人にはどんな差があるのか気になっていたため読みました。
また、著者であるふろむださんの「分裂勘違い君劇場」で
この本を5章まで読むことができたため、読み始めたことがきっかけです。
概要
「自分が人々に対して持っている、自分に都合のいい思考の錯覚」は、一種の資産として機能する。
この錯覚資産についての本。
学んだこと
錯覚資産を持つ人間になる
あの人はダメそう、逆にあの人は大丈夫そうという錯覚で、物事は決められてしまう。
人は見た目が9割という言葉もありましたが
実際に錯覚資産を持たない人間には、発言の機会すら与えられないということを学びました。
ハロー効果
心理学の中で言われる認知バイアスの一つ。
何か1点が優れていると、後光がさして、なにもかもが優れて見えてしまうような錯覚のこと。
世の中で行われている多くの意思決定には、ハロー効果が含まれているため、それら全てを除去しようとすることは、社会的強者を敵に回すことになる。
しかし、自分の人生については、徹底的に思考の錯覚の汚染を除去して、研ぎ澄まされた直感と論理的思考で、本当に正しい判断をしなければいけない。
錯覚資産による成功は、トリックによる成功
それをごまかして、自分が立派な人間であるために成功したように言うから、醜悪で卑劣。
数字を持っている人は、「なんとなくすごそう」という錯覚資産を一気に持つことができる。
だから、数字を手に入れるまでは何度もサイコロを振って、成功するまで努力する。
実際、ベッキーが不倫したとかも、不倫しなそうという錯覚資産が生んでいるブランドイメージを、覆してしまったときに起こる落差なんだろうなと思いました。
全体的に優秀な人の特徴
そう見えるので、何をやっても上手くいくように見える。
逆にそうでない人は、何をやっても評価されない呪いにかかってしまう。
大きな錯覚資産を手に入れるための方法
一貫性
一貫して偏ったストーリーを語らなければならない。
バランスの取れた主張などに人は魅力を感じないため。
原因
人は結果に対して、原因を求めるため。
結論
過剰に結論を急ぐため。
感想
人の錯覚について、非常に論理的に書かれていて、よく分かりました。
確かに、考えてみると世の中には錯覚がありふれていて
断片的に物事を切り取って、「あの人はすごい!」とか評価をされる時代になっているなと思いました。
このノウハウを頭の中に入れて、コミュニケーションを取っていきたいと思いました。
また、結果を出したいときに使えそうなテクニックがとても多いなと感じました。