【読書】チームの力 ー構造構成主義による"新"組織論
読んだ本
チームの力: 構造構成主義による”新”組織論 (ちくま新書)
- 作者: 西條剛央
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2015/05/08
- メディア: 新書
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概要
一人一人の力はとても小さい。しかし、チームとなることで大きな力を持つことができる。
まっとうなことをまっとうにできるチームを作る手助けをする本です。
なぜ読んだか
1人でやれることを色々やってみて、改めて気づいたことですが、1人でできることには限界があります。
どのようにチーム内の人と協力していくのが良いのか学ぶために読みました。
学んだこと
構造構成主義って何?
この本では、構造構成主義についての詳しい記述はありませんでした。
著者の本に詳しい説明は載っているようです。
- 作者: 西條剛央
- 出版社/メーカー: 北大路書房
- 発売日: 2005/04/01
- メディア: 単行本
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下のようなブログを書いている人もいるため、詳しいところを全て学ぶとなると、結構な根気が必要になりそうなので、少しずつ簡単な本から導入していきたいです。
チームと組織の違い
チーム: 共通の目的に向かって働く集合体
組織: 構造化された集合体
しなやかなチーム
- お互いに感謝をする
- 作者: P.F.ドラッカー,Peter F. Drucker,上田惇生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 1999/03/01
- メディア: 単行本
- 購入: 22人 クリック: 95回
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動機づけに重要なのは、お金じゃないということを学びました。
もちろん、生きていくのに必要な、ある程度のお金は欲しいのですが。。
- メンバーが自律的に動くチーム
チームの目的を明確化し、やることを意識させて、それを基点に判断できるようにする。
理念を言うだけではく、実際に行動をすることで、価値観を伝えることができる。
チームのフェーズによってリーダーに求められる能力は変わる
リーダーシップを常に発揮し続けることは難しい。
なぜなら、求められるリーダー像はチームの状況によって求められる能力は変わってくるから。
果敢さと慎重さ、どちらが重要か?
自分は果敢さと慎重さのどちらによっているのか、知っておくことが重要。
言動よりも行動が大事
本心は相手に伝わる。誠実であることは最も重要。
俳優のように演技をしてみせたところで、なかなか欺けるものではない。人間は、意識レベル、あるいは無意識レベルにおいて、相手が演技していることや、行動によって示そうとしている気持ちが本心でないことを、どういうわけか見抜いてしまうのだ。(マズロー、完全なる経営)
人のモチベーション、関心
モチベーションは、関心ごとに対して行動できているほど高まる。
言われてみれば当たり前のことですが、相手の関心ごとを知り、関心ごとをしてもらうことが重要だと感じました。
信念対立の解決手段
信念を持って働くチームになると、それぞれの関心毎のズレによって信念対立が起こることがあります。
その際に別の価値観を「良い/悪い」というベクトルで考えるのではなく、その背景にある「関心」や「きっかけ」に遡って理解することが大切です。
また、医療の現場での信念対立を解決する事例があることを学びました。
感想
チームに正解はない
チーム内では、お互いの関心を知り、それを認め合っていることが重要だということを学びました。
自分はチーム内の方に価値観をちゃんと伝えられているのか、他の方の価値観を知ることができているのか
前に学習したタックマンモデルに従ってもう一度見直したいと感じました。
また、この本で書いていたミスチルの掌という曲を初めて聞いたのですが、認め合うことの重要さを知ることができる、とても良い歌でした。
状況次第で求められる能力が多いため、経験をもとにが重要になりそう。
柔軟にその場その場で求められている能力を発揮できるようになりたいと感じました。