【読書】任せるリーダーが実践している 1on1の技術

読んだ本

任せるリーダーが実践している 1on1の技術

任せるリーダーが実践している 1on1の技術

1on1について、アドラー心理学とのつながりを記載しながら書いた本です。

学んだこと

1on1とは?

シリコンバレー中心に広がった、1対1形式で週に1度、30分などコミュニケーションを行うこと。

期待される効果

  • 会社と社員のエンゲージメント(絆・愛着)向上
  • 心理的安全性(Psychological Safety) → 高業績に大きく影響を与える
  • アジリティ(機敏さ)とスピード向上
  • 意欲向上
    • アメとムチによる「外発的動機づけ」
    • 仕事自体が楽しみになる「内発的動機づけ」
  • スキルアップ
  • 理念・戦略へのアラインメント(方向の調整)
  • 問題の早期発見、対処
  • リテンション(人材の維持・離職防止)

失敗パターン

  • 時間が取れない
  • 話のネタが尽きてしまう

1on1の目的

  • 経験学習サイクルを回せるように支援
    • 経験→内省→概念化→新たな試み
  • 組織の成功循環モデルを回す
    • 結果の質→関係の質→思考の質→行動の質

1on1に必要なスキル

傾聴

3割話し、7割聞くように努力。

  • 相づち
  • オウム返し
  • 述語的会話:「それで?」「それから」
  • 沈黙:深い内省の時間
  • 非言語:表情や目線など
  • ページング:スピードや言葉遣いなどを相手に合わせる

勇気づけ

「自分には能力があり、周囲の人は仲間である」という感覚

質問

頭に空白を作り、思考を促す

  • 5W1H
  • Yes or No
  • 要約
  • 相手ペースで質問

フィードバック

事実と意見を分けて話す

以下の流れを意識する

  • 傾聴
  • 経験学習サイクル
  • 課題の分離
  • 協力と目標の一致
  • 解決志向ブリーフセラピー

マインド

  • 尊敬:行為と人格を分離
  • 信頼:根拠なく白紙委任状を出す
  • 協力:過干渉せず、放任せず
  • 目標の一致:競合的態度を排除する
  • 共同体感覚:他社を助け、喜ばせることを喜ぶ