【読書】任せるリーダーが実践している 1on1の技術
読んだ本
- 作者: 小倉広
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2019/05/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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1on1について、アドラー心理学とのつながりを記載しながら書いた本です。
学んだこと
1on1とは?
シリコンバレー中心に広がった、1対1形式で週に1度、30分などコミュニケーションを行うこと。
期待される効果
- 会社と社員のエンゲージメント(絆・愛着)向上
- 心理的安全性(Psychological Safety) → 高業績に大きく影響を与える
- アジリティ(機敏さ)とスピード向上
- 意欲向上
- アメとムチによる「外発的動機づけ」
- 仕事自体が楽しみになる「内発的動機づけ」
- スキルアップ
- 理念・戦略へのアラインメント(方向の調整)
- 問題の早期発見、対処
- リテンション(人材の維持・離職防止)
失敗パターン
- 時間が取れない
- 話のネタが尽きてしまう
1on1の目的
- 経験学習サイクルを回せるように支援
- 経験→内省→概念化→新たな試み
- 組織の成功循環モデルを回す
- 結果の質→関係の質→思考の質→行動の質
1on1に必要なスキル
傾聴
3割話し、7割聞くように努力。
- 相づち
- オウム返し
- 述語的会話:「それで?」「それから」
- 沈黙:深い内省の時間
- 非言語:表情や目線など
- ページング:スピードや言葉遣いなどを相手に合わせる
勇気づけ
「自分には能力があり、周囲の人は仲間である」という感覚
質問
頭に空白を作り、思考を促す
- 5W1H
- Yes or No
- 要約
- 相手ペースで質問
フィードバック
事実と意見を分けて話す
型
以下の流れを意識する
- 傾聴
- 経験学習サイクル
- 課題の分離
- 協力と目標の一致
- 解決志向ブリーフセラピー
マインド
- 尊敬:行為と人格を分離
- 信頼:根拠なく白紙委任状を出す
- 協力:過干渉せず、放任せず
- 目標の一致:競合的態度を排除する
- 共同体感覚:他社を助け、喜ばせることを喜ぶ