なめらかなお金がめぐる社会 を読んだ
読んだ本
なめらかなお金がめぐる社会。あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。
- 作者: 家入一真
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2017/08/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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なぜ読んだか
キングコング西野さんの新世界を読んだり、家入さんのさよならインターネットなどを読んで、「小さな経済圏で生きる」ってどういうことなのか、もっと深く知りたいなと思ったため、よみました。
また、全文公開が出ていたため、読みました。
https://ieiri.co/n/n3cc965f3dc37
概要
- 小さな経済圏について
- 21世紀型の生き方について
学んだこと
小さな経済圏について
資本主義・承認欲求・働き方・地方の問題。
これらの問題は、会社規模の組織(大きな経済圏)では全ての人に解決することはできません。
しかし、経済圏を小さくすることで、自己実現欲求を満たすことができるということを学びました。
本の中に、小さな経済圏は元から存在していて
私たちが気づいていないだけという言葉がありました。
Campfireなどができる、もっと前のモデルとしては
ネットワークビジネスや宗教などが、小さな経済圏に当てはまるのではないかな?
と思いました。(もちろんビジネスモデルなどは全然違うと思いますが)
ネットワークビジネスなどは、好きではない分野だったのですが
オンラインサロンとは、どういう違いがあるのか
ビジネスモデルの違いなど、深く知りたくなりました。
小さな経済圏で生きる
経済圏を小さくして、お前がいてくれて良かったとか、おかえりと言ってもらえる場所をつくっているということを学びました。
会社や家庭だけでなく、第3の経済圏を作って
承認欲求を満たしてあげる場所を作ってあげることが重要だということを感じました。
技術者でも、あれやりたいけど現職では色々な事情で使えない。
「だから、転職しよう!」ではなく、「だから、もう一つ経済圏を増やそう!」
くらいの温度感で色々できると、とても良いのかなと思いました。
感想
収束と発散、エンジニアの世界でよく聞く、らせん構造は
現実の世の中のコミュニティの構造にもあるのかなと思いました。
らせん構造については、t-wadaさんのスライドを参考にしています。
エンジニアとしてこの先生きのこるために - Speaker Deck
小さく新しいものが出てきて、大衆に受け入れられて、大きくなる。
大きくなると、それに飽きてきた人たちが、また新しいものを生み出す。
こんな感じで、新しいものは出来上がっていくのだろうなと思いました。
Campfireが大衆に受け入れられる頃には
民度の低い人とかも参入していて
サービス本来の意図とは異なる使われ方とかをするのでしょうか?
この先10年で小さな経済圏がどうなっていくのか、とても楽しみです。