【読書】競争社会到来!企業法務に携わる弁護士が最初に読む本

読んだ本

競争社会到来!企業法務に携わる弁護士が最初に読む本

競争社会到来!企業法務に携わる弁護士が最初に読む本

学んだこと

情報の優勢性

つまり、 ひと昔までの弁護士の差別化の源泉である情報の非対称性は、相当程度失われてきていると言えます。  以前は、「答えを知っている」、「答えを知らずとも、どこを調べればよいかは知っている」というのが、弁護士の大きな差別化の源泉でしたが、インターネットの出現と、そこにどんどん知識をアップロードする文化の定着により、その優位性はかなりなくなってきている

競争社会

いよいよ、弁護士業界にも競争社会がやってくる、ということ

競争社会は、逆にいえば、能力を発揮できる社会でもあります。  自分の能力を発揮して、所属する組織や社会全体に対して貢献するのは大変楽しいことです。 この競争社会を楽しめるかどうか、で弁護士の今後のキャリアは変わってくる

3年前に書かれた本ですが、インターネット時代になり、弁士業界にも変化が訪れていることを書いています。

現在はAIの到来とともに、弁護士としての仕事も人との関わりが重視されているように思えました。

変な業界構造

私が感じた違和感は、もうお分かりだと思いますが、 お金を払っているクライアントのほうが、こんな努力をしないといけないのか、ということです。クライアントが気持ちよく仕事ができるように振る舞う、というのはまさに基本だと私は思うのですが、その常識が全く通用しない世界でした。

クライアント側が弁護士の言葉を解釈しなければいけないということがあるようです。

弁護士業界の美徳

「忙しい」というセリフをよく聞きますが、忙しいのがここまで美徳とされるのも弁護士業界特有であると思います。

私は、どの業界でも「忙しい」ことがかっこいいと思われる間違った風潮があるのではないかなと感じましたが、弁護士業界にもそういうものはあることを知りました。

マーケティングや分析などの知識

  • 5フォース
  • 3C分析
  • 4P分析 など

クライアントにはまりやすいフレームワークを適宜ピックアップして、クライアントに対する理解を深めることが重要。

クライアント自身が、何が論点なのかすら整理できていない状態から、積極的に情報提供して、議論のカベ打ち役になるところから入り込む必要があります。

コンサルっぽい能力も求められるようになっていることを学びました。