【読書】マイホーム価値革命

この間親と祖父と会う機会がありました。

親と祖父は東京の郊外に住んでいて、祖父が亡くなった後に祖父が住んでいる家はどうなるんだろう?とぼんやり考えているときにこの本を読みました。

読んだ本

本書は2022年以降の東京に起こる、マイホームの価値革命について書いた本です。

学んだこと

住まいとして家を選ぶときは、住宅を投資として考えるべきではない

住まいとして家を選ぶ場合には「値上がりするかもしれない」という甘い期待を抱くべきではないと考えています。それよりもライフステージに合わせて、「どの場所の、どのような物件に、いつまで住むのか」ということを、真剣に突き詰めたほうがよほど生産的です。

ライフプランを立てていく上で、どこにいつまで住むのかを決めておくのは重要だと感じました。

東京郊外の建物の空き家が増える

団塊世代の方々は、マイホームを郊外に買っている方が多いです。

一方で若者は郊外から都心に出てマンションに住むことが多く、このままだと団塊世代の方が亡くなった後に郊外には空き家が増えることを学びました。

そして、そのタイミングでマイホームを持つことの意味が変わり、家に抱いてきた価値観が変わることを学びました。

ただ所有するだけだと損

建物を維持するのも潰すのもお金がかかり、人の住まない家は負動産になることを学びました。

郊外の建物も当時は価値が高かったはずなので、20年先を見通したりするのはとても難しいことだと感じました。

マイホームを買う流れができた理由

バブルによる経済効果や、メディア効果での憧れ などがマイホーム購入を促進した。

不動産ビジネスは難しそう

土地の場所だけでなく、地盤なども含めて総合的に判断する必要がある。

ファイナンスの知識が求められるので、不動産ビジネスは難しそうだなと思いました。

感想

郊外で暮らす選択肢はないのか

本を読んでいて、これからの郊外の需要が減っていくことを学ぶと同時に、郊外で何かできないかな?という気持ちにもなりました。

私は郊外に生まれて育ったため、育った環境が過疎化していくのは少し寂しい気持ちがあります。

会社に行くために便利なので都心に住んでいますが、エンジニアの仕事の仕方にはリモートワークなどもあるため、将来郊外に住む選択肢も良いなと感じました。