【読書】個性を捨てろ!型にはまれ!
読んだ本
- 作者: 三田紀房
- 出版社/メーカー: コルク
- 発売日: 2014/03/20
- メディア: Kindle版
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世の中には、成功するための『型』がある。 個性も才能もいらない。ただ用意された『型』にはまればいい。
応用力の下には基礎の力があり、基礎を疎かにするとどこかでツケが回ってくるなと考えさせられる本を読みました。
学んだこと
個性 vs 型
企業においても、能力主義や成果主義が正義とされ、かつての年功序列や終身雇用制度は前世紀の 遺物 のような扱いを受けている。 はたして、それが本当に正しいのだろうか? 個性って、そんなに大事なものなのだろうか? 個性が育てば、この国が抱える問題は一挙に解決するのだろうか? 僕は、そうじゃないと思う。
本当の個性とは、他人と同じことをやっていく中でこそ、明らかになってくるものなのだ。周囲と同じことをやっていく中で、違いを見つけ、そこを伸ばし、自分のものにすること。それが個性なのである。 そもそも「俺って個性的」をアピールしている連中ほど、見事に没個性であるものだ。
本書では、徹底的に個性を排除して型を学ぶことの重要性について書かれていました。
感想
切り口が面白い
本書で挙げられている主張は、変に個性を持つのではなく、型にはまって効率的に学習しようということでした。
個性を持つべきか、そうでないかには様々な視点・視座から見えている主張があるとは思いますが、著者の意見はとても面白くて自分も肝に命じなければいけないなと感じました。
スポーツでも変な癖がつくと、その癖を抜いてプレーすることは難しくなります。同じように何事でも「型」を詰め込んで基礎を完璧にすることがとても重要だと感じました。
e-sportsのプロゲーマーである、梅原さんの本にも、個性を良い意味で捨てるというようなことが書かれていたなと思いました。
- 作者: 梅原大吾
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版
- 発売日: 2015/07/13
- メディア: Kindle版
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また、人から学ぶという視点では、以前にaudibleで聞いたこの本にも、弟子になって師匠の「型」を模倣することがとても重要だと聞いた気がします。
あなたのプレゼンに「まくら」はあるか? 落語に学ぶ仕事のヒント (星海社新書)
- 作者: 立川志の春
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/11/26
- メディア: 新書
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「型」にはめさせる方法
教育の現場では、「型」にはめさせるのはとても難しいことだと思います。
本の中では教師は「型」を理不尽に教えていくことが重要だというようなことが書かれていましたが、そこには少し疑問を持ちました。
既存の教育が完璧であることが前提であるならば、「型」は有効なものだと思いますが、そうでない場合もあると思います。
私の場合は、学校での教育が受験に合格するために有効な型だとは思えなかったため、予備校に行って勉強をしました。
私にとっては予備校で勉強することが受験に合格するために重要な「型」でした。
本人のために大事な「型」を見つけて、その「型」を徹底することが重要だと感じました。
型にはまることは良いことなのか
上記の私の例のように、学校に行くだけでなく予備校に行った方が良い例もあるため
無条件に「型」にはまるのではなく、用意されている「型」が良いことなのか・悪いことなのかの判断は自分の頭で考える必要があると感じました。
一方で「型」にはまったら徹底的にやり切る必要はあります。一度決めたらやり切る力はとても重要だと感じました。