【読書】シェアライフ
読んだ本
- 作者: 石山アンジュ
- 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
- 発売日: 2019/02/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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概要
これからの時代の、シェアしながら生きていく生き方について書かれた本です。
この本では、シェア = 分かち合うこと と定義しています。
読む前の疑問点
- 車や自転車、場所などを貸すシェアリングエコノミーのイメージがあるが、他にも何が変わっていくのか?
- シェアのルールは?日常全てがシェアに囲まれると逆に全てがオープンになって、閉塞感を感じる気がするけど、その境界線は?
学んだこと
社会全体の流れ
企業を通さず、個人と個人がつながる分散社会へシフトしている。
豊かさの定義は社会的なものから内面的なものへ、お金ではなく信頼や繋がりへシフトしている。
シェアリングエコノミーが注目される理由
テクノロジーの変化によってインターネット上につながり(信頼関係の構築)ができたことで
所有に対してのハードルが下がり、シェアすることが可能になった。
シェアすることで、新しい人間関係を構築することが可能になった。
シェアで変わること
仕事、家族、暮らし、子育て、教育が変わる。
世の中のあらゆることに繋がりができることで、信頼関係をもとにして新しいものを作る考え方が中心になっていく。
ライフシフトでも副業を行うことについて言及していて、これからの働き方はシェアと相性が良いのかなと思いました。
まち全体でシェアを行う
まちの中で新しいセーフティネットを築いたりすることは、災害時を考慮したコミュニティ形成などにも良い。
シェアするマインド
相手のことを信頼し、与え続けることが重要
ルールは今作っている
シェアを行う文化には、まだ改善点もあります。
しかし、それはネガティヴなことではなく、これから新しいルールを作っていけば良いということを学びました。
ルールは誰でも作れるし、変えられるという言葉は、とても刺さりました。
感想
メディア論
テクノロジーとともにメディアがどう変化してきたか、みたいな分野について勉強したくなりました。
信頼についての疑問
一度落ちてしまった信頼は、なかなか元には戻らないと思います。
現在だと、犯罪を犯した人などはもちろん、つながりを作るのは大変で、社会復帰するのは大変だと思います。
これからの世の中で信頼が可視化されて、信頼を基準につながりができていく場合
何かしらの理由で信頼が落ちてしまった人や、もともとつながりがない人は
つながりを作ることができにくくなって、社会復帰しにくくなるのでしょうか?
信頼関係を構築していくためには
信頼関係を1から構築していくことはとても大変だなと思います。
既にできているコミュニティの中で信頼関係を構築していくためには
ある程度自分がその分野に精通していて、与えられるものがあることが前提になります。
特に勉強会に行くときに感じることなのですが、知らない人だらけの勉強会にいく時に、
与えられるネタを提供していきたいなと感じました。
自分が既にコミュニティの中にいる場合には、初心者にも優しい雰囲気を作っていきたいです。
会社でも家族でも何でもそうですが、与えられるものが自分にない状態では、信頼関係を構築していくのは難しいと思います。
相手が何かを望んでいるのなら、何かしらの技術に強くなるなどして、一つ飛び抜ける必要があるなと感じました。
教わる側の相手とも信頼関係を構築していくために
自分(教える側)、相手(教わる側)の場合に信頼関係を構築していくためには、相手から学ぶ姿勢を忘れないようにしようと思います。
相手から積極的に学んで、相手を尊敬することで、信頼関係を構築していきたいと感じました。