【読書】最後の授業

疲れきって漫然と毎日を過ごしてしまうこと、あるのではないでしょうか。私もサボりたくなる日があります。

目の前の作業を行うためのモチベーションを高めるために、本書を読みました。

読んだ本

最後の授業 ぼくの命があるうちに (SB文庫)

最後の授業 ぼくの命があるうちに (SB文庫)

カーネギーメロン大学教授、ランディ・パウシュさんの本です。

ランディ・パウシュ - Wikipedia

Youtubeにも動画が上がっています。

この本では、家族についても言及されていますが、Youtubeではランディ・パウシュさんのキャリアについての生の声が聞けます。

www.youtube.com

学んだこと

真剣に望む

“The brick walls are there for a reason. The brick walls are not there to keep us out. The brick walls are there to give us a chance to show how badly we want something. Because the brick walls are there to stop the people who don’t want it badly enough. They’re there to stop the other people.”

レンガの壁がそこにあるのは、理由がある。僕の行く手を阻むためにあるのではない。その壁の向こうにある「何か」をどれほど真剣に望んでいるか、証明するチャンスを与えているのだ。

引用:Randy Pausch quotes, 最後の授業

自分の夢を実現するために何をしたら良いか真剣に考え、取り組むことが重要だと学びました。

たとえ夢を実現できなくても、それは良い経験として残る。

新しいことにチャレンジしていく姿勢を学び、経験を身につけていかなければいけないなと感じました。

自尊心を見つけていくために

きみが失敗しても、だれも何も言わなくなったら、きみのことはあきらめたという意味なんだよ

ランディ・パウシュさんが子供の頃に打ち込んでいた、フットボールのコーチから言われたことです。

子供を甘やかすのではなく、できないことをやらせて、できるまで必死にやらせ、それを繰り返す。

自尊心を与えるために、適切に壁を登る訓練をしてもらうことが重要だということを学びました。

人生をどう生きるか

ランディ・パウシュさんが生きてきた経験から、人生をどう生きるべきか、方針について書かれていました。

  • まじめに生きろ
  • ときには降参する
  • 不満を口にしない
  • 他人の考えを気にしすぎない
  • チームワークを大切にする
  • 人のいちばんいいところを見つける
  • 何を言ったかではなく、何をやったかに注目する
  • First Penguinになる(名誉ある失敗をしよう)
  • 相手の視点に立って発想する
  • 「ありがとう」を伝える
  • ひたむきに取り組む
  • 人にしてもらったことを人にしてあげる
  • 準備を怠らない
  • 心から謝る
  • 思いやりを示す
  • 自分に値しない仕事はない

デスクでふんぞり返るエリート主義者になるくらいなら、必死に働いて最高の肉体労働者になってほしい。

どれだけ成功しても、うぬぼれないことはとても大事だなと感じました。

  • 自分の常識にとらわれない
  • 責任を引き受ける
  • とにかく頼んでみる、頼みごとには一工夫してみる
  • すべての瞬間を楽しむ
  • 楽観的になる
  • たくさんのインプット

感想

時間は有限である

時間は有限である。この事実について強く意識していても、つい忘れてしまいます。

そして、無駄な時間を過ごしてしまったなと思う日があります。

誰のために、何のために時間を使っているのかを強く意識して、限られた時間を楽しめるようにしようと思いました。

ポジティブにとらえる

僕の状況を表わすのに「幸運」という言葉は奇妙だが、僕の中には、バスに轢かれて死ぬのではないことは幸運だという気持ちがある。癌は大切なことをジェイと話し合う時間をくれた。

癌になって辛い気持ちや、死にたくない気持ちもありながら、それを受け止めてポジティブに残りの人生を生きるのは、とてもかっこいいなと思いました。

目標を掲げて、そのために自分がやっていることを数値化すること、より良くしていくために改善し続けることが重要だと学びました。

私もブログや日々のメモを通じて、何をしてきたか・何をしたいのかを明確にしながら、日々の作業を行なっていきたいです。