【読書】実験思考
読んだ本
実験思考 世の中、すべては実験 (NewsPicks Book)
- 作者: 光本勇介
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2019/05/09
- メディア: Kindle版
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感想
無料でも読める本
この本は、kindleでは0円で読むことができます。
「この業界ならぼくはこういうことをやりたいな」というのが、あらゆる業界にあります。それを考えることが好きで、実験してみることが好きなのです。
「本の価格を読者の自由に委ねてみたら、定価で売った場合より儲かるのか?」という実験をしていて、下記サイトから特典を受け取って自由にお金を支払うことができます。
2019年5月11日現在で28,320,500円を471人の方から集めていて、本の売り方もこのように実験していてとてもすごいなと思いました。
トレンド
サービスを普及させるために、マスの人の感覚を忘れないことを大事にしているそうです。
具体的にやっているのは「iTunesのトップ 10」を毎月かならずダウンロードしていたり、とにかくニュースはヤフーニュースのトップページをチェックしていたり。そうすることで「マスの人たちの感覚」を知ることができるのです。 ただ、それを明確に言語化するようなことはしません。「ふーん」という感じで、単純に触れてみて、その状態で置いておく。いちおう自分も体験して知っておく、くらいの感じです。
サイバーエージェントの藤田晋さんは「新しすぎることをやると人がついてこないから、できるだけ業界の人が『いまさら?』と言うようなもののほうがいい」というようなことを言っていました。
技術のことや未来のことを考えて詳しくなってしまうからこそ、あえてマスの人の感覚を忘れないようにすることは重要だと感じました。
私も技術的に優れていることについて追うことだけでなく、iTunesのトップ10を入れて試すように心がけようと思いました。
レシピの業界も、かつては「クックパッド」が圧倒的に強いサービスでした。ただ、クックパッドは、レシピを見たところで思考しないと作れません。読んで、理解して、想像して、再現しなければいけない。そのうち「クラシル」などの動画レシピサイトが登場し、多くのユーザーに利用され始めました。なぜこんなに支持されるかというと、「思考停止」したまま動画をマネさえすれば料理ができるからです。
世の中の技術トレンドや人の動き方を掴んでおいて、トレンドの流れに沿ってサービスを生み出すことが重要だと思いました。
また、本の中でたくさんアイデアを紹介していて、普段からずっと考えているから、ここまでたくさんのアイデアを出すことができるのだろうなと思いました。
自分ももっと行動していきたいなと感じる本でした。